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中等部の総合的な学習の時間「浦安人生学入門(後期)」を実施しました

 

 中等部は、12月17日(土)に「総合的な学習の時間」の一環として選択講座を実施しました。本講座は、大学、企業等の外部連携機関の支援を得ながら、生徒が主体的に3つの分野(『自然科学系「科学の魅力に触れる」、比較文化学系「国際感覚を身につける」、健康医科学系「健康を考える」』)を選択し、自らの課題を見出し、考えを深めていく学習活動です。7月(前期)と12月(後期)の年2回実施しました。今回は、前期の講座で学習した知見に基づく後期の講座になります。

 自然科学系では、JAXA宇宙教育センター宇宙教育推進室の支援を受けて、宇宙アドバイザー協会吉田和雄氏より「宇宙探査と地球環境」をテーマに、宇宙の様子、天体の調べ方、宇宙探査(地球と他の惑星との違い)、地球の姿などを学習しました。その後、「どの天体に住みたいか」「どういう風に暮らしたいか」「どうしなければいけないか」についてグループで考えを出し合い、ホワイトボードにまとめ発表しました。授業を終えて、生徒の感想からは、「地球が唯一無二の天体であることがわかりました。」「生命が生きられる環境が整っていることがわかりました」「地球環境の変化は自然に起こることもあるが、人が変化させていることがわかりました」「地球の環境を悪くしないように一人一人の小さな努力が大切であることがわかりました」などのコメントがありました。

比較文化学系では、インドネシアとベトナムから来日して神田外語大学で学んでいる留学生4名が来校し、生徒と交流を深めました。お互いに自己紹介した後、生徒による学校施設案内を行い、普通教室、実験室、体育館などを案内しました。続いて、兜や鶴、鯉のぼりなどを折り紙で一緒に作り、台紙に貼って、お土産としてプレゼントしました。最後に、留学生の出身国の様子や言語、日本に来て驚いたことなどをインタビューしました。この授業を通じて、外国の方と身近に接する過程で、国際感覚を身につける最初の一歩を踏み出すことができました。

健康医科学系では、東海大学湘南キャンパス(平塚市)までバスで移動して講座を実施しました。健康とスポーツを専門的に研究している施設(東海大学スポーツ医科学研究所)で、当研究所の所長宮崎誠司先生、大学院生3名のご指導のもと、体力測定や心機能測定を行いました。測定結果に関する考察を行い、健康を維持するために必要なこと、体を動かすためのエネルギーがどのようなしくみで得られているかなど、貴重な体験と考える機会を得ることができました。

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