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サイエンスクラス講座「遺伝子を科学する④(東邦大学との連携講座)」を実施しました

 

9月2日(金)に「遺伝子を科学する④」を行いました。今回は、東邦大学理学部生物学科の松本紋子先生をお招きし、今年度の「医療」というテーマに「生体と酵素」という内容を関連付けて、講義をしていただきました。松本先生からは、身の回りに存在する「水素」が関連するものは何があるのかを考えてきてほしいという事前課題をもらい、生徒たちは本やインターネットを駆使して、「あの商品にも含まれているのでは?」等、講義に向けて準備を進めました。講義の導入では、酵素の話をしていくうえで、酸化還元反応の基礎知識が必須となるので、基礎から発展的な話まで中等部1年生にも理解できるようにわかりやすく説明していただきました。人が老化していくのは、活性酸素種の中の一重項酸素が大きく関わり、皮膚の老化を進めてしまう原因となっていることを学びました。この一重項酸素の吸収を抑えるために、日焼け止めを使うということを学び、生徒たちは講義終了後には「日焼け止めのこと、お母さんに教えなきゃ」と前向きな姿勢が窺えました。また、普段私たちが購入している物も成分を調べてみると、生活の中では気づくことがないことも知ることができ、これが「学び」に繋がっていくことを教えていただきました。後期の探究活動に向けて、生徒たちも学びを深めていきます。

生体と酵素について学び、ディスカッションをしました

中等部生・高校生を同じグループにし、発表をしました