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サイエンスクラス連携講座 「健康を科学する」

 

現在の医学分野の発展は目を見張るものがあります。この講座では、健康と医療についての知識を深め生徒の健康意識の向上を図り、予防医学、健康維持の重要性など、幅広い健康関連のトピックについて学ぶことを目標としました。ディスカッションやグループワーク、ロールプレイ、フィールドトリップなど、実践的な学習活動を取り入れていき、病院や医療機関への訪問や医療従事者との対話を通じて、現場の実情や医療の現場での取り組みを学びました。
なお、この講座は、医療法人社団ユニメディコ様との連携講座となります。

7月21日(金)に事前学習として、医療法人社団ユニメディコ様から、澁谷泰介先生と加藤尭之様をお招きし、講義をしていただきました。今回連携させていただいたユニメディコ様は、訪問診療を中心に行っており、医療×福祉×介護の多職種連携を行っている会社です。事前学習では、現在日本が抱えている医療の現状や、実際の医療の現場での難しい点、患者さんにどのように接しているか等、様々な視点から講義して頂きました。生徒の中には、医療の道を目指す者もおり、「外科医になるためには、やっぱり手先が器用でなくてはいけませんか?」という質問に対し、先生は「手先が器用な人ではなく、練習が好きな人が才能としては大切だ」という回答に私も心にグッとくるものがありました。講義終了後には、スクラブ着用体験や、聴診器の体験などを行いました。

初の聴診器の使用にドキドキ

講座に参加した医学部進学候補者

講義の最後に全員で

8月7日(木)には、次年度本校から医学部へ進学候補者が訪問実習も行いました。当日は午前と午後分けて計8件ほどのご家庭に澁谷先生と共に訪問し、血中酸素濃度の測定や血圧の測定なども行いました。訪問させていただいた中には、生徒と同じ歳位の患者さんや、最期は自宅で迎えたいという終末医療の患者さんも多く、生徒はこれから医師となる上で貴重な経験ができたと思います。

訪問前の動作確認

午前診療の最後に

最期に、一人ひとり激励のお言葉を頂きました