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サイエンスクラス講座「DNAの不思議  かずさDNA研究所との連携講座2・各探究活動」を実施しました

 

12月8日、かずさDNA研究所広報・研究推進グループ長 長瀬隆弘先生に来校していただき、前回にひきつづき指導していただきました。「遺伝子の不思議」チームは、DNAのサイズから肉の種類(ブタ、トリ、ウシ)を鑑定するというテーマで実験を進めており、今回は電気泳動法によるDNAのサイズから肉の種類を特定しました。
前回の探究活動③(11月20日実施)で、DNAの抽出・分離、PCR法による増幅までを行い、今回は電気泳動法の原理・操作方法・注意点などの基礎から再開しました。マイクロピペットやマイクロチューブなどの操作も手慣れた様子で、各々が真剣に操作を進めました。DNAの試料をゲルへ注入する作業も手が震えないように工夫しながら行っていました。電気泳動の結果は、期待通りにバンドがキレイに出た生徒もいれば、うまくバンドが現れなかった生徒もいました。実験の最後に、長瀬先生から「実験は再現性がなければならない」「どの操作がいけなかったのかを考え、改善していくことが最も重要である」ということも教えていただきました。
この連携講座を通して、それぞれ各テーマ活動の一助となってくれると思います。今後も引き続き、オンラインでのアドバイスを頂いていく予定です。
また、他の探究活動チームも4回目の活動となり、計画・準備・実験・結果のまとめ、考察へと活動を進めています。学年の垣根を超えて、自由にディスカッションを行いながら、自分の考えを伝えることができるスキルをアップしていくのもサイエンスクラスの良いところです。

試料を泳動ゲルにアプライしました。試料がゲルからはみ出ないように集中して行いました。

電気泳動の結果はどうかな?

長瀬先生と最後に集合写真。

ピンポンフォール、ロボット、ナノ粒子、化粧品、宇宙それぞれのテーマで、楽しそうに探究活動を進めています。