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サイエンスクラス講座「高分子化学に触れよう(化学実験)」

 

3月1日(火)に「高分子化学に触れよう(化学実験)」を行いました。世界は物質で構成されています。その物質を構成する最小の単位が原子であり、化学の学習はそのとても小さい物質を想像するところから始まります。今回は、「ポリマー(高分子化合物)は、原子がどのようにつながっているのか想像してみる」というテーマのもと、グループ内の上級生~下級生が実験で観察した現象について話し合い、文章やイラストで仮説をたてました。

 生徒たちは、実験プリントを注意深く読み込んで丁寧に薬品を量り取り、慎重に実験操作を行っていました。高分子合成の実験では、2種類の液体が触れている境界面で、ナイロンが合成されていくところを観察しました。さらに、次々に生成したナイロンがガラス棒に巻き取られる様子に驚いていました。発泡スチロールの再生実験では、製品の状態の発泡スチロールと、再生されたものを比較しながら、硬さや色などの変化を観察しました。全員が、「なぜそうなったのか」を真剣に考え、原子のつながりに思いを巡らせる時間を過ごしていました。

ニックネームをつけて実験を進めました

変化は起きるかな?

合成したナイロンを慎重に巻き取りました

全員で協力し合いながら、実験を進めました