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サイエンスクラス生による出前授業

 

サイエンスクラス生(SC生)による出前授業は、8年間継続的に行っていましたが、コロナ禍の影響で2年間やむなく延期となっていました。今回は縁あって、江戸川区立 鹿骨小学校にて出前授業を行えることになりました。この出前授業(多くの場合、「出前授業」は小学校や中学校で、企業や大学の派遣した先生が行うことが多いのですが、本校ではサイエンスクラスの生徒が行います)を行うことによって、SC生のプレゼンテーション能力を育成していきます。数年ぶりの出前授業ということもあり、授業の経験者が非常に少なかったですが、本番に向けて準備を進めました。
今回の授業内容は、「ピンホール眼を作ろう」を6年生2クラス(A組・B組)に向けて行いました。

練習風景(ピンホール眼を作ろう①)

練習風景(ピンホール眼を作ろう②)

本番に向けて、念入りに確認をしました。

「ピンホール眼を作ろう」は、紙コップでピンホール眼の模型を作ります(私たちの眼にはレンズがありますが、オウムガイのような生物はレンズのないピンホール眼を持っています)。
講義の最初はSCとはどういったことをしている集団なのかを説明しました。中等部生が説明をしましたが、人前で話す経験も少ないため、緊張していることが伝わってきました。
完成後に教室の窓の外を見た児童たちは、「わぁー!」と歓声を上げていました。「何で写っている景色が逆に映っているんだろう?」等、児童たちも楽しみながら、眼の仕組みについて楽しく学習しました。 講義後には、質問コーナーを設けましたが、児童たちの鋭い質問にSC生たちも驚いていました。

緊張しながらも、わかりやすくなるように工夫しました

紙コップの中は、どんな像が映っているかな?

久しぶりの出前授業となりましたが、生徒達にとっても貴重な経験となっていると思います。今後も継続的に出前授業を行っていき、主体的に学ぶ姿勢を培っていくと共に、プレゼンテーション能力を育成していきます。