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サイエンスクラス講座「キミ(黄身)を守る!~エッグドロップ~」を実施しました

 

12月11日(金)と18日(金)の2回にわたりエッグドロップを行いました。エッグドロップとは、与えられた材料(紙とテープなど)だけで生卵を入れる容器をつくり、高さ10メートルから落とした際に、容器の中にある生卵が割れないかどうかをデザインなども含めて競うのが「エッグドロップ」です。「何があってもキミ(黄身)を守る」という目的のもと、グループ内の上級生~下級生が構想段階から話し合い、その結果を競います。

 11日(金)は、チーム編成~機体の作成を行いました。今回使用してよい道具は、セロハンテープ50cm以内と固い厚紙という条件です。各々の班が工夫しながら作成しており、色々な形の機体を見ることができました。昨年度の経験がある班は機体の形もより工夫しており、「この形だとー・・・」など色々な意見が飛び交っていました。

どんな機体にすればいいかな?

協力し、相談しながら進めました

より良い機体になるよう、ディスカッション中です

ベテランの高校3年生チームは作戦を試行錯誤しています

18日(金)は、前回作成した機体の実験日でした。サイエンスクラスの活動前から機体の修正や話し合いを進めている学年も多くあり、意気込みが伝わってきました。中1と高1は初めての体験ということもあり、念入りにチェックをしており「ここをもっと補強しておこう」「落とし方を工夫しよう」など前向きなディスカッションをあちこちでしていました。高3は今年こそ成功させたいという期待と失敗してしまうかもという不安が入り混じっているように感じました。今年度はパラシュート型が多く、中には紙飛行機のような形で機体を飛ばすような工夫をした班もありました。

今回落とした場所は、本校4階(地上から15m位)からの実施でした。想像していたよりも高さがあり、弱気になる声も聞こえてきました。いざ落としてみると、なんと今年度は9機体中、4機体が成功しました。
昨年の経験がある生徒達は、機体を作成していく中で仮説を立てて作っており、昨年の経験が生かされていると感じました。自分で考え、作った物が実験に使われるので、生徒がとても楽しそうに取り組んでいたのが印象的でした。

この講座を通し、問題を解決するために試行錯誤する力、プレゼンテーション力を高め、今後の活動に生かして欲しいと思います。

完成した機体です。飛行機の胴体部中に生卵を入れます

丸いリングがクッション材となります。立方体の中に生卵をいれます

4階のベランダから慎重に機体を落下させました。初フライトです

落下後、生卵が無事かどうかを確認しました