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中高生の科学研究実践活動推進プログラム
本校は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST:文部科学省所管)の平成27年度と28年度「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」(学校活動型)に採択され活動しました。
中高生の科学研究実践活動推進プログラム
中高生の科学研究実践活動推進プログラム
学校と大学などが連携・協働し、中高校生自らが課題を発見し、科学的な手法に従って進める「科学研究実践活動」の継続的な取り組みを推進することを目的とした事業になります。
本校での取り組み(2017年度)
本校での取り組み(2017年度)
サイエンスクラス、物理部、化学部、生物部を中心に、中等部生4名、高校生9名が参加し、主体的に研究テーマを設定して科学の視点に立った研究実践活動を行います。
連携機関(2017年度5月現在)
連携機関(2017年度5月現在)
千葉大学、東京大学、日本大学、東海大学、東京学芸大学
研究テーマ
研究テーマ
No. | 研究テーマ |
学年 |
A-002 | 氷の変化 | 中3 |
A-005 | 植物の色を調べよう | 中2 |
A-006 | 漢方薬を用いた抗菌効果の研究~傷口を舐めるという行為の是非~ | 高3 |
A-007 | 魚の記憶と忘却周期に関する研究 | 高1 |
A-008 | ザリガニの鋏の研究 | 中3 |
A-009 | アサリの浄化作用に関する研究 | 高3 |
A-010 | 超音波の不思議~イルカのコミュニケーション力を探る~ | 高3 |
A-011 | 航空機の翼の形状に関する研究 | 高3 |
年間計画
年間計画
月 | 2017年度 年間計画 |
4月 | JST研究登録テーマに係る大学連携機関調整、新規登録生徒募集(SC高2年対象) |
5月 | JST研究登録テーマに係る大学連携機関調整、打合せ、新規登録 |
6月 | 第1回「探究活動」ガイダンスⅠ(プログラムの目的、研究登録と連携機関、取り組み計画) 第2回「探究活動」ガイダンスⅡ(研究課題の設定、意義、展開) |
7月 | 第3回「探究活動」ガイダンスⅢ(研究倫理、研究を進めていくためのマナー) 第4回「探究活動」ガイダンスⅣ(外部連携講師による探究活動指針) 「千葉サイエンスフェスティバル」参加 |
8月 | 「学園オリンピック理科部門」 |
9月 | 委員会による推進プログラムの現状報告とPDCAサイクルによる検証 「千葉大学理科研究発表会」外部発表参加(予定) |
10月 | サイエンスクラスを含めた外部発表に向けた指導体制(教科横断型) 「建学祭」研究発表(校内発表) |
11月 | 委員会による推進プログラムの現状報告とPDCAサイクルによる検証 「世界一行きたい科学広場」研究発表(校内発表) |
12月 | 第5回「探究活動」ガイダンスⅤ(研究課題の継続的な取り組み、研究成果を発表する目的、意義、発表スキル) |
1月 | 委員会による推進プログラムの現状報告とPDCAサイクルによる検証、2018年度計画 |
2月 | 科学研究成果発表会(学内発表) |
3月 | 設置委員会による検証と本年度の検証ならびに次年度へ向けた計画検証(何がわかっていて、何がわかっていないのかを明らかにし、次年度に繋げていく) 「日本化学会関東支部化学クラブ研究発表会」(外部発表) 委員会による推進プログラムの現状報告とPDCAサイクルによる検証 |
昨年度までの取り組み
昨年度までの取り組み
2017年度の活動報告
2017年度の活動報告
活動報告は順次、掲載いたします。
8月29日「大学の先生による研究指導」
中高生の科学研究実践活動推進プログラム「大学の先生による研究指導」を受けました
中高生の科学研究実践活動推進プログラム「大学の先生による研究指導」を受けました
研究テーマ「氷の変化」
「きれいな七宝焼きはどのようにしてできるのか」
「食材の冷凍保存に関する研究」
8月 29日(月)に、千葉大学工学部共生応用化学科上川直文先生、大窪貴洋先生より研究指導を受けました。生徒が今まで取り組んできた研究結果に対して報告を行い、今後どのように推進していくか、研究の方向性や新たな実験系の構築について指導・助言をいただきました。
生徒達は指導をいただく先生とはじめて接する中で、パワーポイントやポスターを使って一生懸命に説明を行いました。普段の研究発表会と異なり、先生方と十分に時間をかけて説明を行い、アドバイスを受けることで、研究に対する専門的な見方・考え方をより深められ、研究に対するモチベーションを上げることができました。
8月11日~14日 「ペルセウス座流星群の観測」
中高生の科学研究実践活動推進プログラム「ペルセウス座流星群の観測」を行いました
中高生の科学研究実践活動推進プログラム「ペルセウス座流星群の観測」を行いました
研究テーマ「流れ星が大気におよぼす影響に関する研究」
8月 11日(木)~14日(日)に、長野県白樺湖、蓼科山方面で流れ星の眼視観測を行いました。観測では、流星の出現時刻、流れた方向、明るさ、色を記録しました。また、カメラ2台を持参し、シャッター速度30秒で、約1000枚の写真撮影を試みました。さらに、13日~14日夜にかけては、観測場所を本校に移し、FMアンテナを使って、随時3つの放送局の音声の大小を電圧に変換して記録し、流れ星の出現時と眼視観測と電圧の変化との整合性を確認する実験を実施しました。
8月05日「流れ星の基礎」
中高生の科学研究実践活動推進プログラム「流れ星の基礎」を学習しました
中高生の科学研究実践活動推進プログラム「流れ星の基礎」を学習しました
研究テーマ「流れ星が大気に及ぼす影響について」
8月5日(金)に、「かわさき宙と緑の科学館」の佐藤幹哉先生より流れ星が発生する原因や特徴について講義を受けました。その後、プラネタリウムを使って、流れ星の観測のしかた、写真撮影の方法と実践を踏まえた模擬撮影を行いました。また、プラネタリウム(機器)見学、説明を受けました。今後の研究活動の基礎を学ぶ良い機会を得ました。
7月22日「探究活動ガイダンスⅣ」
中高生の科学研究実践活動推進プログラム「探究活動ガイダンスIV」を実施しました
中高生の科学研究実践活動推進プログラム「探究活動ガイダンスIV」を実施しました
7月22日(金)に中高生の科学研究実践活動推進プログラム「探究活動ガイダンスIV」を千葉大学大学院工学研究科共生応用化学専攻教授 藤浪眞紀先生と研究室に所属する大学院生をお招きして実施しました。
推進プログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の採択事業として本年度からスタートしたもので、サイエンスクラス、物理部、化学部、生物部を中心に、中等部生6名、高校生12名が参加し、主体的に研究テーマを設定して科学の視点に立った研究実践活動を行います。現在、4件の研究テーマが決定し、具体的な活動に入っています。
「探究活動ガイダンスIV」では、研究を行うための心構え、科学的な思考方法、研究を行う上で必要なマナーなど、研究活動を推進するための指針となる大切な事項をご指導いただきました。また、大学院生からは、高校時代に学んだこと、大学進学へのアドバイス、現在行っている研究について、研究活動で大切なことなど学生の立場に立ったアドバイスをいただきました。
今後は、研究テーマが決まっている生徒は本格的な活動へと、未決定の生徒は夏休みを利用して具体的な研究計画の構築とテーマ決定へと進んでいきます。